担当させていただいた金澤です。 |
元々は、単なるワンフロアの事務所を、ボクシングジムとして生まれ変わらせます。リング・サンドバックを吊るすヤグラ・更衣室・シャワールームを新たに造ります。「予算を抑え、硬派なイメージを出したい」とのお客様のご要望に沿えるようにと心を砕きました。
実は私、ボクシングジムの工事は初めてでしたので、リング等は専門の方々と打ち合わせしながらのプランニングはちょっぴり大変でした。
ボクシングジムで行うトレーニングの1つに縄跳びがあります。
その時に縄が天井に当たらないようにと、既存の天井パネルも外していきます。
それに伴い、エアコンを既存の位置よりも上に再配置させました。配管を再施工する関係で意外に手間がかかっているのですよ!
普通の物件では縄跳びをするなんていうご要望はないので、このような工事はなんだか新鮮ですよね。
ボクシングリングの高さはフラットに設置。サンドバックを吊るすヤグラは、専門の方に作っていただきました。強力なパンチに負けないよう床にボルトで打ちつけて固定し、カナリ頑丈です。
トレーニングスペースの裏側のシャワー室などの水廻りはコンパクトで使いやすい商品を厳選し、施工させていただきました。
ボクシングジムが見事出来上がりました!
完成後、皆さんとても喜んでくれて、「いい仕事できたなぁ~」なんて私の方が感激。
専門の方々から勉強しながら。苦労はしましたが、いい経験になりました。
天井や梁は、あえて解体したままで壁紙等を張らず、コンクリートの打ちっぱなしのままで。これがコストを抑えると同時に、硬派なイメージを作り出すことに成功。坂本さんたちにも気に入っていただけました。
「最初、会長室として仕切りを作ろうかと思っていたのですが、仕切りは付けずオープンにしたのは正解でした!トレーニングスペースが全て見渡せるので、生徒さんに小まめに声掛けができるんですよ~」
坂本さんにこういった工事の感想を頂けて、嬉しい限りでした。
先日、腹筋・背筋等をする時に足を支えるバーの取付工事でお邪魔してきました。
この日の午前中、坂本さんとジムスタッフの皆さんで、児童養護施設で配るためのお菓子を詰めていたそうです。
と、いうのも坂本さんは児童養護施設の出身で、全国の児童養護施設で生活する子ども達を支援する「こころの青空基金(SRS)」を立ち上げて活動しています。
親に虐待を受けていたり、育児放棄されてしまったりと、心に傷を負っている子供たちが沢山います。そういう子供たちに「君は一人じゃないんだよ。」というメッセージを伝えたい、そして 勇気を出してほしいという熱い思いの坂本さん。
支援の一環として、全国の児童養護施設を回って、お菓子を配ったり、ボクシングセッションをしたり、子供たちの話を聞いたりと精力的に活動しています。
「こころの青空基金(SRS)」に寄付すると、こんな素敵なアームバンドがもらえます。
坂本さんとSRSボクシングジムスタッフの皆さん、ありがとうございました!